電動車いす販売のエスポワールとは
インフォメーション
えすぽわーる株式会社の活動は2020年3月5日からスタート致しました。
私は、2003年に介護ヘルパーの資格を取得し、在宅ホームヘルパーとして働いたり、介護施設や福祉施設で勤務してきました。2014年には看護師の資格を取り、病院で働くようになり、多くの患者さんと接してきました。私の勤務していた病院が脳神経外科だったこともあり、患者さんは脳卒中の後遺症で、半身麻痺になる方が多く、入院前の生活には戻れず、何らかの介護が今後必要とされるというふうに生活が一遍してしまう方々を多く見てきました。特に退院後、自宅で生活できず介護施設に入る患者が増えています。後遺症が残り、身体が不自由になってしまうと、日常生活をするにも買いものに行くにも大変不便な思いをし、次第に外に出かけることを諦めてしまう患者さんも多くおられます。
そんな時に、介助者がいなくても障害者の移動が自由になる電動車椅子が近年大きな進化をしていることを知りました。調べていくうちに、福祉の進んでいる欧米に比べて、日本での電動車椅子の普及がまだ遅れているということも分かりました。
障害者・要介護者の声として、既存の電動車椅子ではまず折りたためない為に収納場所に困る、また折り畳めても重くて車のトランクまで持ち上げられないことや、3cmほどの障害を乗り越えるのが精一杯で横断歩道を渡れるか心配になる、スロープが急になると自力では登れないのでバリアフリーになっていても押してもらわないと怖い、などの様々な実用上で困っているという声があります。
また、介護の人手が足りないという声をよく耳にします。既存の車椅子を使われている方には、1人に対して1人が車椅子を押すなどの介助が必要で、その間一人に付き添わなければならない時間的な拘束が長く、医療従事者・介護者の負担が大きくなるという声を聞いてきました。電動車椅子を使えば、障害者の方が自分で動けるので、今まで車椅子を押して障害者・要介護者の移動にずっと寄り添わなければならなかった時間を他の介護サービスに向けることができます。これにより、人手が圧倒的に足りていなかった介護の現場の負担を大きく減らす事ができ、また他のサービスの質も大きく改善することもできるようになります。
このように私たちは介護・医療において介護を必要としている障害者・要介護者にとっても、介護をする側の医療従事者や介護者や家族にとっても、ニーズに応え、我々は製品を通して、その人の想いに応え、暮らしを支え、体と心の良きパートナーになりたいと願っています。